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2024.02.13

国際ジャーナルであるapplied sciences に 中里の論文が掲載されました。

「重症度の高い変形性膝関節症に対するAPS療法(自己蛋白質溶液)と体外衝撃波療法の組み合わせ療法」について、国際ジャーナルであるapplied sciencesに当院理事長の中里の論文が掲載されました。
変形性膝関節症に対する治療は、関節内にPRPや幹細胞を入れるだけでは不十分です。軟骨下骨の病態にまで対応してこそ症状や病態が改善されます。
他院で高額な幹細胞治療を受ける前にまずは当院で、APS療法と体外衝撃波療法の組み合わせ治療を受けてみて下さい。
来院お待ちしています。

重症変形性膝関節症に対するAPS療法と体外衝撃波療法の併用療法

中里 伸也、熊井 司、三岡 智規、寺村 岳史、赤木 將男

概要

変形性膝関節症 (OA) は、生体力学的、炎症性、および免疫系要因の影響を受ける多面的な代謝障害である。自家蛋白溶液(APS)療法と体外衝撃波療法(ESWT)は、軽度から中等度の膝OAの治療に有望であることが示されているが、それぞれ個別に行った場合、重症度の高い膝OAの場合に対する有効性は限られている。そこで、重症度の高い膝関節OAに対するAPS療法とESWTの併用療法の効果を検討した。2019年12月から2022年11月までに磁気共鳴画像法(MRI)で骨髄病変(BML)と関節水腫や滑膜炎が検出されたケルグレン・ローレンスグレード(KL)4の膝OAの24例(膝33例)を対象とした。すべての患者は、APS注射の前にESWTセッションを受けた。この研究には、APS + ESWTグループで20の膝が含まれ、APS単独グループで13の膝が含まれた。両群の膝に、損傷と変形性関節症のアウトカムスコア(KOOS)を、APS注射前、3か月後、6か月後で評価した。さらに、投与前から3か月後(Pre-3M)と3か月後から6か月後(3-6M)で、APS + ESWTグループとAPS単独グループの平均KOOS変化を比較した。Pre-3Mでは、2群間で平均KOOS変化に有意差は認められなかった。しかし、3-6Mでは平均KOOS変化で有意な変化が認められた(p < 0.05)。重症度の高い膝OAに対するAPS療法とESWTの併用療法は、APS療法単独よりも効果的で耐久性が高かった。これにより、重症度の高い膝OAに対してもAPS療法とESWTの併用療法は期待できる方法である。

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中里伸也

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