しびれ(脊椎手術後のしびれ)

しびれ(脊椎手術後のしびれ)とは

しびれ(脊椎手術後のしびれ)とは脊椎の手術を受けた方が、手術後の症状としてお悩みになることが多いのが、「しびれ」です。
脊椎手術後のしびれが気になる、悩んでいるという方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度当院にご相談ください。

しびれ(脊椎手術後のしびれ)の原因

脊椎手術では、脊髄や神経根の圧迫を除去し、痛みなどの症状を取り除くことを目的としています。しかし、その手術で長期間圧迫されて変形した神経をもとに戻すことはできません。
また、手術中には組織を除去するために神経を横によけたりする操作が伴います。この操作による神経の刺激が、後のしびれにつながることもあります。
このような理由により、手術によって脊髄や神経根の圧迫は除去できても、しびれなどの症状が残るということが起こってしまうのです。

しびれ(脊椎手術後のしびれ)の症状

しびれ(脊椎手術後のしびれ)の症状脊椎手術で、多くの痛みは改善・消失します。一方で、しびれは痛みと比べて残ってしまうことが多くなります。
代表的なしびれの症状、しびれに伴う症状に、以下のようなものがあります。

  • 手足のしびれ
  • 手のこわばり
  • 下肢のしびれ、うずき
  • 排尿障害
  • 間欠跛行
  • 箸を使う、洗髪する、ボタンを留めるといった動作の困難
  • 肩が上がりにくい、回しづらい

しびれ(脊椎手術後のしびれ)の診断と検査

しびれ(脊椎手術後のしびれ)の診断と検査問診や触診の上、新たな神経への圧迫の有無などを調べるため、レントゲン検査、MRI検査などを行い、診断します。

しびれ(脊椎手術後のしびれ)の治療

保存療法

薬物療法

鎮痛剤、血流の改善をするための薬などを使用した薬物療法を行います。

リハビリテーション

リハビリテーション症状に合わせて、物理療法、ストレッチ、筋力トレーニングなどのリハビリテーションを行います。

手術療法

保存療法で十分な効果が得られない場合には、手術によって神経の圧迫を除去する治療を検討します。
ただし、手術後の神経症状がすでに長期にわたって続いている場合には、手術による改善は難しく、慎重な判断を要します。

しびれ(脊椎手術後のしびれ)の予防・対処法は?

脊椎手術を受ける前には、医師から「痛みやしびれが完全になくなるとは限らない」「痛みやしびれが残ることもある」といった説明を受けているかと思います。もちろん医師は、痛み・しびれなどの症状の完全な除去を目指して手術にあたりますが、先述の通り不可避的な要素もあるため、そのような説明がなされます。
脊椎手術後のしびれそのものを100%予防することはできません。その後の治療でも同様のことが言えます。大切なのは、ある程度の受容をすることです。しびれがあることを甘んじて受け入れながら、日常生活を普段通りに送ること。しびれを気にすると、かえって脳はしびれへの意識を高めてしまい、実際に余計にしびれを強く感じてしまうようになります。
ですので、まずは脊椎手術を受けるときに「しびれが残ったらどうしよう」と考えるのではなく、「今より良くなるんだから楽しみだな」と考えながら、ある意味気楽に構えることをおすすめします。

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