MAGNETOLITH(体外磁気伝導療法:EMTT)

EMTT Magnetolithとは?とは

EMTT Magnetolith(体外磁気トランスダクション療法)は、非侵襲的で痛みの少ない、新しい時代の電磁場治療機器です 。体外から強力な電磁場パルスを患部に照射し、細胞レベルからの再生・治癒プロセスを促進します。
従来の磁気療法と異なり、より高い磁場強度と振動数を持ち、細胞の深部(最大16cm)まで浸透します。慢性的な痛みや運動器系の疾患に対する革新的な治療法です。
「繰り返す関節の痛み、あきらめていませんか?」「手術や薬に頼らない治療法をお探しですか?」

作用とメカニズム

EMTTは細胞レベルで働きかけ、以下の作用により治癒をサポートします

  1. 細胞代謝の促進:イオン交換を活性化させます 。
  2. 抗炎症作用:炎症を引き起こす物質の放出を抑制し、痛みを軽減します 。
  3. 再生・治癒の促進:血流を改善し、組織の自然な修復プロセスをサポートします 。

治療の特長

特徴 詳細
非侵襲的・低侵襲 体内に器具を挿入せず、治療中の痛みは体外衝撃波療法のような痛みはほとんどありません。神経が集中している部分には鈍い弱い痛みを感じることがありますが、すぐに消失する軽度の副作用が生じる場合もあります。
服の上から治療可能 患部を露出させる必要がないため、リラックスして治療を受けられます。女性にとってナイーヴな部位も衣服をつけたまま治療が可能です。
短時間治療 1回の治療は適応症によりますが、約10〜20分程度で完了します。
高い浸透深度 高エネルギーの磁場が、体の広い領域や**深い部位(最大16cm)**への治療を可能にします。
体外衝撃波治療(ESWT)との補完 ドイツや海外では、EMTTはESWTの優れた補完物として、組み合わせることでより効果的な治癒効果が得られることが報告されています。

期待できる適応症

EMTT Magnetolithは、以下のような幅広い運動器系の疾患や症状の治療に貢献します。

関節変性疾患(変形性関節症)

膝、股関節、肘関節、足関節、手、肩などの関節の痛み、椎間板ヘルニア、脊椎関節症など。

慢性的な腰痛

原因が特定しにくいもの(椎間関節性、仙腸関節性、椎間板性など)、緊張、神経根症。

腱・靭帯の炎症・過剰使用症候群

アキレス腱炎、足底筋膜炎、膝蓋靱帯炎、テニス肘、ゴルフ肘、肩腱板損傷、恥骨結合炎など。

骨折後の治癒促進

骨の再生をサポートし、治癒期間の短縮を目指します。

スポーツ外傷

急性・慢性の筋肉や関節の痛み。

非特異的疼痛

急性・慢性の筋肉や関節の痛み。

治療プロセスと費用

治療の流れ

Step1カウンセリングと診断

痛みの状況や既往歴を詳しくお伺いし、EMTTが適切な治療法か判断します。

Step2治療の実施

服を着たまま、患部にアプリケーターを当てて治療を開始します。痛みはほとんどありません。

Step3治療後のケアと計画

治療後の注意点をご説明し、最適な治療回数と間隔をご提案します。

治療の目安

症状によりますが、通常は週に2〜3回、合計8回~10回程度のセッションが推奨されます(3週から4週間)。

費用

1回の治療費用は**予約診療料で2,500円(税込み2,750円)**です 。
2025年の検証中は治療費用はかかりません。

「痛みを抑えて、効果は最大に」
磁気刺激(EMTT)と体外衝撃波(ESWT)の相乗効果

当院では今年1月から本格的にEMTT「Extracorporeal Magnetotransduction Therapy(体外磁気伝達療法)を導入しました。そのEMTTと集束型体外衝撃波や拡散型圧力波との併用療法が世界的に注目されています!

当院では、難治性の痛みや組織修復に対し、体外衝撃波(ESWT)に加えて、最新の磁気治療器「マグネトリス(EMTT)」を組み合わせたハイブリッド治療を行っています。
単に2つの機器を使うだけでなく、「組み合わせる順番」に医学的な意味を持たせることで、治療効果の最大化を目指しています。
なぜ「併用」が良いのか?

当院の治療理論

体外衝撃波治療は、一般的に照射するエネルギー(出力)が高ければ高いほど、組織の修復を促す効果が高いことが分かっています。しかし、出力を上げると治療時の「痛み」も強くなるため、これまでは患者様が我慢できる範囲でしか出力を上げられないという「限界」がありました。
そこで当院が導入したのが、EMTT(高頻度磁気刺激)との併用療法です。

治療効果を高める「黄金のステップ」

当院では、以下の手順で治療を行うことで、痛みを最小限に抑えつつ、治療エネルギーを最大限に組織へ届けるアプローチを採用しています。

Step1まずはEMTT(磁気刺激)で準備

最初にEMTTを行います。強力な磁気エネルギーが深部組織まで透過し、細胞を活性化させます。この際、神経の過敏さを鎮める作用(鎮痛効果)が働き、患部の痛みの感じ方が緩和されます。いわば「組織の準備運動」と「痛みのバリア」を作る工程です。

Step2高い出力で体外衝撃波(ESWT)を照射

EMTTによって痛みの閾値(我慢できるライン)が上がった状態で、体外衝撃波を行います。通常よりも高いエネルギー設定でも痛みを強く感じにくくなるため、本来必要とされる十分な強度のエネルギーを患部に届けることが可能になります。

患者様へのメリット

この「EMTT先行型」の併用療法には、以下の3つのメリットがあります。

  1. 治療時の痛みが少ない
    衝撃波特有の「響くような痛み」が、事前の磁気刺激によってマイルドになります。
  2. 高い治療効果が期待できる
    痛みのブロック効果により、従来よりも高出力での照射が可能となるため、組織修復のスイッチがより強力に入ります。
  3. 多角的なアプローチ
    「磁気による細胞活性化」と「衝撃波による物理的刺激」のダブル効果で、難治性の症状に対する治癒促進を目指します。

対象となる主な症状

  • 変形性膝関節症
  • 腱板損傷・肩関節周囲炎
  • 足底腱膜炎
  • スポーツによる慢性的な腱

など

実際に当院ではESWTだけで痛みのために照射レベルが上げられなかった患者でも、EMTTです全処置を行うことでより高いエネルギーレベルで体外衝撃波治療ができる様になった事例を多数経験できました。

特にお子様や痛みに弱い患者様にお勧めです。

※症状に合わせて最適な組み合わせをご提案します。まずは診察にてご相談ください。また骨端線付近への照射は低出力(0.20mJ/mm2)までで行っております。痛みに耐えられる様になったからといってもそれ以上にレベルを上げることはしません。予めご了承下さい。尚 EMTTによる疼痛軽減効果には個人差があります。

EMTTと体外衝撃波(ESWT)の相乗効果

EMTT+体外衝撃波(ESWT)の「相乗効果」は、ESWT単独に比べて疼痛と機能の改善がより大きく・より持続する可能性が示されている一方、 現時点での直接エビデンスは適応が限られ(主に肩腱板障害と術後足関節・足部の骨癒合)、 大規模ランダム化比較試験(RCT)による再現性検証は未確立です。1 I 2 II

臨床で言う「相乗効果」の中身(EMTT+ESWT)

1)腱板障害(rotator cuff tendinopathy)では、ESWTにEMTTを上乗せすると24週で疼痛・機能が有意に上乗せ改善
  • 前向きランダム化比較試験(86例)で、ESWT+EMTTESWT+sham-EMTTより、 24週時点のVAS疼痛低下が有意に大きく、Constant-Murley Scoreも有意に改善したと報告されています。 ESWT自体も両群で改善しており、「上乗せ(add-on)効果」としての差が示された試験。 1 I

o 解釈:この領域で「相乗効果」を最も直接に示すのはこのsham対照RCT(EMTT追加の因果を評価できる設計)。

2)足・足関節手術後の骨癒合:疼痛・復帰時期・早期X線所見が改善する可能性
  • マッチド・ケースコントロールのパイロット(20例)で、術後にESWT+EMTTを行った群は対照群より、荷重開始時のVASが低く、復帰までの期間が短く、4週X線での治癒所見が多いと報告。ランダム化ではないため交絡の影響は残るが、臨床的には「早く痛みが落ち、復帰が早い」方向性が示唆されている。 2 II
3)想定される機序(「なぜ上乗せが起こりうるか」)
  • ESWT:機械刺激→メカノトランスダクションを介して治癒反応(血管新生・疼痛調整・組織修復関連シグナルなど)を誘導しうる、という整理がされている(ただし単一機序では説明しきれない)。3 III 4 II
  • EMTT:高出力パルス磁場により、骨芽細胞関連遺伝子のアップレギュレーションや基質石灰化促進など、骨・軟部組織修復に資する可能性が基礎レベルで示されている。 5 III
  • したがって、臨床的な「相乗(=上乗せ)」は、ESWTの局所機械刺激と**EMTTの電磁エネルギーによる細胞応答(骨・腱付着部/腱周囲)**が異なる経路で修復プロセスを補完する、という仮説が最も整合的(ただし機序で臨床効果は保証できない)。4 II
表:EMTT+ESWTの「相乗効果」を直接検証した臨床エビデンス
適応 デザイン 比較 主要な示唆(相乗/上乗せ) Clinical Evidence
回旋筋腱障害 前向きRCT、sham対照 ESWT+EMTT vs ESWT+sham-EMTT 24週で疼痛・機能が上乗せ改善 1(I)
足・足関節手術後(骨治癒) マッチド・ケースコントロール(パイロット) ESWT+EMTT vs 対照 疼痛↓、復帰まで短縮、4週X線治癒所見↑の可能性(非ランダム化) 2(II)
術後(骨治癒) トロール(パイロット) 線治癒所見↑の可能性(非ランダム化)

実臨床での結論(相乗効果をどう扱うか)

  • 「相乗効果」として最も根拠があるのは回旋筋腱障害のsham対照RCTで、ESWTにEMTTを追加する意義が示されている。 1 I
  • それ以外の適応(他の腱障害、変形性関節症など)では、EMTT+ESWTの直接比較エビデンスが不足しているため、現段階では「ESWTの適応+追加オプション」として位置付けるのが妥当。ESWT単独の有効性自体は複数領域で体系的レビューが存在する。 6 II

文献

  1. Tim Klüter et al. Electromagnetic transduction therapy and shockwave therapy in 86 patients with rotator cuff tendinopathy: A prospective randomized controlled trial. Electromagn Biol Med. 2018.
  2. Amol Saxena et al. Focused shock wave therapy (ESWT) and electromagnetic transduction therapy (EMTT) may improve post-operative bone healing in selective foot and ankle surgeries: a case-control pilot study. J Orthop Surg Res. 2025.
  3. M C d’Agostino et al. Shock wave as biological therapeutic tool: From mechanical stimulation to recovery and healing, through mechanotransduction. Int J Surg. 2015 Dec.
  4. Tobias Wuerfel et al. The Effects of the Exposure of Musculoskeletal Tissue to Extracorporeal Shock Waves. Biomedicines. 2022.
  5. Lennart Gerdesmeyer et al. Extracorporeal Magnetotransduction Therapy as a New Form of Electromagnetic Wave Therapy: From Gene Upregulation to Accelerated Matrix Mineralization in Bone Healing. Biomedicines. 2024.
  6. Hye Chang Rhim et al. Use of extracorporeal shockwave therapies for athletes and physically active individuals: a systematic review. Br J Sports Med. 2024.
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