腰椎分離症

腰椎分離症とは

腰椎分離症とは腰椎分離症とは、脊椎の下部5つの椎骨で構成される「腰椎」において、腰椎の後方部分(椎弓)が分離した状態を指します。
特に、腰椎の最下部にある第五腰椎で好発します。
10代前半の、若い世代における腰痛の原因疾患の1つになっています。腰を曲げ伸ばしする動作、腰の回転・捻りを伴う動作の多い、野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、ラグビー、柔道といったスポーツでの頻度が高くなります。

腰椎分離症の原因

腰椎の後方部分にあたる「椎弓」は、細く弱い骨です。
腰の曲げ伸ばし、腰の回転・捻りなどを繰り返すことで、椎弓が疲労骨折を起こし、その後亀裂が拡大し、椎体と分離することで腰椎分離症を発症するケースが非常に多くなっています。過酷な練習は1つのリスク要因となりますが、発症には体質的な要因も影響しているものと考えられます。また、稀に先天的な異常によって、腰椎分離症を発症するケースも見られます。

腰椎分離症の症状

腰椎分離症の症状主な症状は、腰痛です。これに加えて、臀部、太ももに痛みが出ることもあります。
また、腰を反らしたり、捻ったりしたときに痛みが強くなる傾向にあります。安静時には痛みが出ないことが多く、このことが発見・治療の遅れにつながることも少なくありません。
なお、椎弓の分離によって神経が圧迫されている場合には、腰~下肢の痛み、そしてしびれを伴います(坐骨神経痛)。
上記のような症状が2週間以上続く場合には、腰椎分離症を疑い、受診してください。

腰椎分離症の診断と検査

腰椎分離症の診断と検査腰の側面から、あるいは斜め方向からのレントゲン検査を行い、診断します。また必要に応じて、CT検査、MRI検査を追加します。
特に初期の腰椎分離症の診断においては、CT検査、MRI検査が非常に有効となります。

腰椎分離症の治療

腰椎分離症の治療は大きく、保存療法と手術療法に分けられます。

保存療法

腰椎分離症の治療として、第一選択となるのが保存療法です。初期・進行期においては、保存療法による骨癒合が期待できます。

装具療法

安静とコルセットの着用が基本となります。コルセットはおおよそ、3カ月ほど使用します。
骨癒合の状況を考慮して、適切なタイミングでリハビリテーションを導入します。

リハビリテーション

リハビリテーション腰痛の改善を目指すとともに、腰椎分離症の発症の原因(筋力・柔軟性の不足、不正なフォームなど)を探りながら、再発予防のためのリハビリテーションを行います。

手術療法

保存療法による骨癒合が見込めない場合、神経症状が出て日常生活に支障をきたしている場合には、手術を検討します。
椎間板変性症やすべり症を合併している場合には椎体固定術を、合併していない場合には分離部修復術を行うのが一般的です。

腰椎分離症の予防は?

腰椎分離症は、以下のような方法によって、予防することが可能です。
お子様の場合は、親御様、指導者の方のサポートが不可欠です。

腰への負担を減らす

腰椎分離症の最大の原因である椎弓の疲労骨折を避けるため、特に腰への負担を減らすことが大切になります。
練習方法やフォームを見直したり、腰に負荷のかかりやすい運動の量を調整したりといった取り組みが有効です。

ストレッチ・筋力トレーニング

股関節を中心とした全身の柔軟性を高めるストレッチ、腹筋・背筋を強化するトレーニングは、運動機能を高めるとともに、腰への負担を軽減してくれます。
ただし、特に筋力トレーニングは、トレーニングそのものが腰への大きな負担とならないよう、無理のない、正しい方法で実施する必要があります。

コルセットの着用

腰に負担のかかる練習を行う際には、コルセットを着用することで、その負担を軽減することができます。
ただし治療を除き、コルセットは常時着用するものではありません。コルセットに頼りすぎることで、筋力低下を招くこともあるため、着用は腰に負担のかかる運動時のみとしてください。

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