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2024.10.01

10月2日(水)の朝日放送ラジオ「おはようパーソナリティ小縣裕介です」で当院理事長が出演いたします。

10月2日の朝日放送ラジオ「おはようパーソナリティ小縣裕介です」で当院理事長が出演いたします。
五十肩の下記の内容ついて、小縣裕介さんと紹介していきます。

お話しする内容 医療法人Nクリニック 理事長 中里伸也(なかさとしんや)

下記の内容に基づいて小縣裕介さまのお話を聞いて、簡単な診察をしてお話しできればと思っております。

まず 五十肩とは?

肩の痛みと可動域制限(運動制限)を来す疾患
肩関節の周囲に起こる炎症 ひどい場合は腕や肩甲骨や頸部まわりにも波及して痛みが出てくる場合がある

鑑別疾患として腱板断裂や石灰沈着性腱板炎などがある。
また、軽微な外傷や過去の使い過ぎ(オーバーヘッドスポーツでの腱板損傷)や過去の外傷がもとで、二次的に五十肩のように拘縮してくる場合がある
一般的な二つの誤解が治癒を遅くしている場合があるので注意が必要
① 拘縮があるから五十肩と思い込んでいる場合が多いこと
② 次に五十肩なら放っておいて治る(実際は放っておいて治るものは一部)という間違った考えでいる場合が多い
これら二つの間違った考えで放置されている場合が非常に多いので、疑わしい場合はまず医療機関で調べておくことを勧める。

現在は40歳以上であり、誘因がはっきりしない肩の拘縮を伴う痛みがある、腱板損傷や石灰沈着性腱板炎といった疾患を除いたものを五十肩と呼ぶようになった。

一方で
五十肩は3つの病期に分かれる
① 炎症期
② 拘縮期
③ 緩解期

その病期に適切な治療をしないとかえって余計に悪化させたり長引いたりすることになる。
① 炎症期には強い痛みを伴う時期なので無理に動かさず痛みを軽減させる方法をとる 安静や鎮痛剤やシップやヒアルロン酸やステロイドの関節内注射など
② 拘縮期になると安静時の痛みが改善しているが硬くなってくるので、硬くならないように痛みがひどくならない程度に動かしていくことが重要 温熱療法などの物理療法やリハビリテーションも効果的
③ 緩解期は痛みがほとんどなくなって運動制限だけが残っている時期なので、積極的に動かしていくリハビリをする時期である。
・棒を使ったストレッチや振り子の要領で動かすコッドマン体操といって前かがみになって腕を振り子のように動かす体操をしていく 前後、左右 右回り、左回りなど、徐々に振り子の大きさや回転半径を上げていく。はじめは腕の重さだけで行うが、慣れてきたら500ccのペットボトルを使って腕を垂らして同様のことを行う。

五十肩かな?と思ったら自己診断せず、過去に肩に負担や外傷がなかったか?を振り返って整形外科を受診してレントゲンやエコーで石灰がないか?エコーやMRIで腱板損傷がないか?を調べることをお勧めする

因みに 本町や岸和田のNクリニックでは 五十肩が疑わしい患者様が来られたら、レントゲン検査や簡便にできるエコー検査で確定診断を行います。
次に五十肩と診断が確定すれば、保険適応のヒアルロン酸やリハビリテーションをお勧めします。ご自身でできるセルフトレーニングやケアの方法を指導させていただいています。
それでも治らない場合は、腱板損傷や関節唇損傷が潜んでいないかより詳しく精査するMRI検査を行います。石灰がある場合や拘縮が強い場合或いは腱板損傷や関節唇損傷を認めた場合は、保険適応外ではあるが体外衝撃波治療をお勧めします。
石灰化がある場合や軽微な腱板損傷や拘縮の原因である癒着が強い場合、体外衝撃波治療が非常に有効であるというエビデンスがあり、優れた臨床成績を認めています。
なかなか治らない頑固な肩の痛みや運動制限といった拘縮や、早く治したいという希望する患者様の治療期間の短縮に非常に大きく貢献しております。
ご興味がある方は是非 岸和田と大阪本町にあるNクリニックを受診してください。

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